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01
2015

ペン職人だより~ 『立竹』の製作風景

皆さま、今日は。春までもう一頑張り(待つこと)ですね。
しばらく修理ネタで、製作レポしてませんでした。
という訳で今回は珍しい『立竹』をまとめて作りました。何が珍しいって、萌芽や
スタンダード型と違って、『立竹』は私にとりましても久し振りだからです。『鏡花』の
方がまだ作っているかも知れません。


ricchiku 4

色は立竹用の『曙』、『風』の2種で、これにサイズ違いでLとM という併せて4種の
バリエーションとなります。製作風景と言っても、首軸や内部はすべて出来上がって
いますので、外形の削りからのご紹介になります。


ricchiku 5

キャップを開けて、ね? ほぼ中身は完成しているでしょ。
そしてご覧のように、竹節の位置を決めて溝を彫ります。


ricchiku 6

いざ、竹の形に近づけるべく湾曲に削ります。これが一番難しいというか、
大変です。どの節も削りすぎては、そこだけバランスを崩して全体のデザインも
歪めてしまいます。一度竹形に削ると、そこはもはや真直ぐの軸ではないので、
かなり不安定な状態で轆轤に噛ませなければならないのです。
ちょっと刃物を強く当てただけで、簡単に真円を崩してブレてしまいます!
単純比較は出来ませんが、ある意味で鏡花より難しいのがここなのです。
でも難しいながら、楽しみもあります。それは湾曲に窪ませて、少しずつ
模様の表情が現れて来ることです。削って見ないと、どう模様が
出るのか作り手にも分からないのが、立竹と矢立の特徴です。


ricchiku 3

磨いて、どうでせう? 表情がいい感じで出ました!
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