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01
2014

ペン職人だより~ 日々製作ー『命を吹き込むの巻』

20140502.jpg

ペン職人です。暑い暑い・・・、ですがへたばっていた訳ではなく
日々万年筆を作っています。
写真で見ると、もう立派な商品! ではなく、あくまで形だけです。
そう、万年筆はペン先とペン芯が付いていてちゃんと書けなくてはいけません!


で、これらに命を吹き込む。そう、ペン先とペン芯を取り付けて調整です。

20140502_3.jpg

これらは笑暮屋の在庫用、又は業者さんからの一定量のご注文なので
インクフローは出過ぎず・渋過ぎずの標準仕様なのです。普段皆さんがお店や
イベントでの出張販売で手にされる万年筆たちは、基本的にすべてそうです。

だから10本、20本とまとめて命を吹き込むこの大変な作業もまだいいほうです。
ところが個々人のお客さんから受けた製作オーダーでは、そうはいきません。
インクフローについて特にご指定のない限り前述の標準仕様ですが、お客さんに
よっては、「力を抜いてもスラスラインクが出るように」。反対に「割と崩さないで細かい字を
書くからインクがあまり盛り上がらないようにして」、と言われれば渋めの調整で。
この個人様ご注文の製品が10本まとめて軸が出来上がったとしますよね。
するとペン先取り付け&調整は、かなり大変で時間がかかることがお分かりいただけ
ますでしょうか? とはいえ、個人オーダーでは軸が出来上がる毎にペン付けしている
ので、そんなまとめての作業は稀ですがね。
それでも納品後にお客さんから、「調子よくて書くのが楽しい、気持ちいい」と言われると、
大変さが達成感に変わるのです。もちろん、頑張っても100%そういう反応を
得られる程万年筆は甘くありませんが(汗)。


DSC_0324.jpg

さて次の製作に入ろっと。
余談ですが昔何かの漫画で、漫画家が命を吹き込むといってキャラクターの
目の中に瞳を書き入れるシーンを見たことがあります。今自分がやっていることが
正にそれかもなぁ、と勝手に想像しています。
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